算数
大問1 小問集合
大問2 小問集合
大問3 速さ
大問4 立体図形(切断・回転体)
2020年入試から変わらず前半2題は小問集合が出題されていますが、全体的に難易度が高く、ひと手間かかる問題が多く出題されています。大問3・大問4では近年速さ・立体図形が出題され、特に大問4の立体図形は横移動・回転などの問題が出題されるので訓練が必要です。大問3の速さは小問5までの出題ですので、完答できれば合格点に大きく近づくことができるので、ダイヤグラムの読み取り・動点が描く面積などを中心に強化する必要がありそうです。
国語
大問1 漢字の読み取り
大問2 漢字の書き取り
大問3 論説文(田中修『植物のいのちーからだを守り、子孫につなぐ驚きのしくみ』)
大問4 四字熟語
大問5 物語文(北沢あたる『なつのかけら』)
例年通りの構成です。大問4の物語文は昨年度の続き現代小説でした。記述問題はなく、抜き出し・選択問題のみでした。大問5の論説文は落葉樹の生態について書かれた文章です。問6のイラストを用いた問題や、問10の記述問題は合否を分けた可能性があります。今年度も言語知識は平易なもので、総合すると合格点は高かったものと思われます。本文内容を短く言い換えている五択の選択問題は慣れておかないと正しいものを選べないことがあります。過去問題演習の量が物を言います。
理科
大問1 火山の噴火・地震・地層
大問2 鳥類の体の仕組み
大問3 ろうそくの燃焼
大問4 光電池・手回し発電機・発光ダイオード・回路
例年通り、選択問題中心の構成でした。大問1は火山の噴火・地震・地層の基本を確認できる良問です。大問2は人体の基本が中心ですが「なぜ鳥肌が立つのか」の理由をを考える問題が出題されています。大問3はろうそくの燃え方の基本問題ですが、後半は思考力を問う問題が出題されました。大問4の回路の問題の出来が合否を分けたと思われます。今年度の計算問題は比較的平易でしたが、年度によっては難度が上がるので注意が必要です。
社会
大問1 日本の災害について
大問2 地理総合(自然・工業など)
大問3 日本国憲法・内閣・裁判所など
今年度の問題構成は、大問3題で小問数は32問でした。大問1は日本の災害をテーマした歴史に関する問題ですが、正誤判定や出来事と時代を一致させる問題など正確な知識の理解度が必要な問題であり、差がついたものと思われます。出題傾向が毎年微妙に変わる本校ですが問われる内容は基本的なものが多く、かつ、1回目・2回目の入試とも問題構成を揃えてくるため、塾での授業内容を定着させることを最優先させましょう。