算数
大問1 小問集合
大問2 速さ(ダイヤグラム)
大問3 平面図形(平行四辺形)
大問4 規則性(分数の群数列)
大問5 データの読み取り(ひと月の体温の記録)
受験者平均は64.8点と例年並みの難易度となりました。大問5は近年出題が増えているデータの読み取りが今年も出題されました。与えられたデータを棒グラフで表すとどのようになるか、また円グラフに表すと中心角は何度になるかなど、解答に至るまでに少し時間を要する問題が出題されていました。また、大問2・4・5で計算の過程を記述させる問題も出題されているので、普段から思考過程を文字で残す癖をつけておきましょう。
国語
大問1 物語文(にしがきようこ『イカル荘へようこそ』)
大問2 論説文(中村桃子『「自分らしさ」と日本語』)
前年度と同様、2題の読解問題が出題され、漢字や知識、読解に関する記号選択なども含まれバランスがとれた小問構成でした。記述問題は5問で、うち2問は字数指定の問題でしたが、全体的に記述量は増えました。記述問題1つひとつに目を向けると、心情記述から、与えられた条件を踏まえ説明する問題まで、バラエティに富んでいます。普段の問題演習でも記述の型を意識することで、本校の記述問題は十分に対策可能です。
理科
大問1 消化
大問2 水溶液の分類
大問3 月
大問4 電磁石・カーボンニュートラル、脱炭素社会
昨年同様、大問4題構成(各分野より1題ずつ出題)でした。難問や奇問はありませんが、記述問題、作図問題、計算問題が全体の3割程度出題されていることを考えると、効率よく問題を解き進めていくことが重要になります。各分野の基本事項をしっかりと身につけた上で、過去問演習を通して時間内に問題を解き終えるのに必要なスピード感を養っておくと良いでしょう。
社会
大問1 総合問題(水俣病の歴史)
メインテーマを設けたリード文に沿って各分野の知識を問う出題で、第1回~3回までこの形式は変わりません。40分の試験時間で解答記入箇所が52箇所あり、そのうち1行前後の論述問題が9問含まれるため要領よく解答していく必要があります。問われる内容は基本的なレベルですので、メインテキストの練習問題A・Bレベルが全て正解できるように普段の学習を心がけましょう。その上で、過去問演習を重ねて出題形式に慣れましょう。