算数
大問1 計算・小問集合
大問2 小問集合
大問3 速さと比
大問4 不定方程式
大問5 数の性質(素因数分解)
大問6 立体図形(切断)
問題構成に大きな変化はなく、大問1よりも大問2の小問集合の方が難度が高いものが用意される、大問6の立体図形は切断を2度行うもの、などの傾向もそのままでした。本校の特徴として、問題の難易度が非常に幅広く用意されていることがあげられます。対策としては、高難度の一行題での演習で解答力を磨きつつ、過去問演習を通じての時間配分や問題の取捨選択能力を身につけましょう。
国語
大問1 説明文(徳田賢二『値段がわかれば社会がわかる』)
大問2 物語文(あさのあつこ『ハリネズミは月を見上げる』)
読解問題の特徴としては選択肢が5択であること、そしてそれぞれ記述式問題が1題ずつ出されていることです。出題形式に関わらず、抽象化や要約、人物の心情把握などが高いレベルで求められるものとなっています。それでも受験者平均点が69.2点、合格者平均点が75.1点と高得点での競争になっていますので、上記の事柄について常に意識しながら国語の学習に取り組んでいくことが不可欠と言えそうです。
理科
大問1 油水分離
大問2 二酸化炭素と石灰水の反応
大問3 蚊と感染症
大問4 太陽と地球の公転
合格者平均点は33.6点でした。毎年出題される情報の整理とグラフおよび表の読み取りの問題は健在です。前半2問が計算を要する問題、後半2問が知識中心の問題という構成でしたので、後半2問から先に取り組み、前半2問はじっくり取り組むといった流れで解き進めた生徒は、効率よく得点できたのではないでしょうか。『解く順番』を意識して過去問演習を重ねることが有効な対策となりそうです。
社会
大問1 総合問題
大問2 総合問題
大問3 歴史総合
大問は3題、小問は25問、うち短文論述が1問という例年通りの出題構成でした。難易度は標準的で、合格者平均点は37.36点(得点率約75%)と例年並みの高得点勝負となりました。しかし決して簡単な問題ばかりではなく、知識の正確性を測る出題や資料の読み取りなど難度の高い出題も見られます。定着させた標準レベルの知識を問題演習などを通じて「使える状態」に仕上げる上げることが求められます。また、理社合わせて50分の試験時間に対応できる速さも必要です。