算数
大問1 小問集合(約数、つるかめ算)
大問2 平面図形(線分比、面積比)
大問3 場合の数(てんびんのつりあい)
大問4 点の移動
合格者平均点が70.9点、受験者平均点が51.4点と、昨年に比べて大幅に易化、かつはっきりと算数で差がつく結果となりました。基本的な解法を一通り網羅したうえで、問題を見た時に「自分が持っている解き方のうち、何を使ってみようか」と、見当をつけて試す、といった試行錯誤を普段からどれだけ繰り返してきたかが本校の対策になるでしょう。難問に嬉々として取り組むような積極性が求められます。
国語
大問1 説明文(伊藤亜紗『記憶する体』)
大問2 漢字の読み書き
武蔵の国語は記述で答えさせること、設問の後が空欄になっており字数制限なしで解答していくことなどが特徴です。本年は筆者が目の見えない女性にインタビューした際に、健常者と同じようにメモを取っていたことに驚き、その仕組みを考察していく文章からの出題でした。抽象表現を具体的に説明する設問が6問中4問を占めており、ここで差がついたと思われます。過去問演習を十分に行うと共に、普段より担当講師に記述の添削をしてもらうなど、地道な訓練が求められます。
理科
大問1 小問集合
大問2 生物の成長について(グラフの読み書き)
大問3 針金の形状とつり合いの考察
合格者平均は43.7点(72.8%)と昨年度(60.8%)よりも上昇しました。大問1が数年に一度出題される小問集合だったことが影響していると考えられます。大問3は定番のお土産問題で、配られた針金を指示の通りに変形させてつり合いを考える(調べる)というものでした。難問奇問は出題されず、理解の深さを問う良問が多いのが本校の特徴です。疑問点や興味のある事柄は納得いくまでに調べるとともに、他者へ伝える表現力を磨きましょう。
社会
大問1 総合問題
今年度のテーマは「学校教育の歴史」でした。リード文・資料を読み、設問に答える形式はこれまでと変更はありません。単純な知識を問うものだけでなく、多角的な視点から考えさせる問題が多く出題されているのも本校の特徴です。小問数9問のうち、論述問題が5問でした。テキストの学習はもちろん、世の中の出来事やしくみ、身の回りのものなどに関心を持つこと、またリード文から粘り強く解答を導く国語力も高い水準で求められます。