算数
大問1 小問集合(数量)
大問2 小問集合(図形)
大問3 ニュートン算
大問4 時計算(特殊な時計)
大問5 立体図形(切断)
出題傾向に変化はなく、問題条件をきちんと読み解いて情報を適切に処理していく能力と、全体を見渡して自分の得点できる問題を探し出し、確実に解ききる能力を求められます。本校の特徴として、図形の移動や変化を伴う問題が多く出てきますので、状況を自分で作図、あるいは条件を整理する力をつけていきましょう。また、未知のテーマの大問であったとしても、前半の小問を誘導としてとらえ後半の問題でそれを活かして解く、といった発想も大切です。
国語
大問1 物語文(乾ルカ『明日の僕に風が吹く』)
大問2 論説文(三宅香帆『(読んだふりしたけど)ぶっちゃけよく分からん、あの名作小説を面白く読む方法』)
例年と同様に、大問が2題ですが、小問が13問で昨年より2問減少しました。物語文は主人公の葛藤、孤独感、心情変化の描写が秀逸です。論説文は、自己啓発本と小説のタイトルについて「対立関係」を作りながら違いを説明しています。文体が口語であるため、倒置法や省略法が随所に見られ、読みづらさを感じるかもしれません。選択、抜き出し中心の問題構成の早稲田ですが、一問の失点が合否を分けます。問題の特性を把握するためにも過去問の演習量が物を言います。
理科
大問1 生物(コロナ関連)
大問2 物理(光・音)
大問3 化学(中和)
大問4 地学(地層)
大問1でコロナに関する問題が出題されました。受験勉強の生物分野の知識は必要なく、問題をよく読む・グラフを読み取ることが必要な上、ニュース番組で説明されている内容に興味を持っているかなどを問われていました。大問3では完全中和の割合を求める問題が出題されましたが、大問2・4は学んだ知識を日常生活で起こった現象に利用する力が必要で、学んだ知識がどのように利用されているかを日頃から考える習慣が必要です。
社会
大問1 地理総合(山口県を題材にして)
大問2 歴史総合
大問3 公民総合(国内政治と国際社会)
合格者平均点は24.7点(得点率61.8%)で、この4年間でもっとも低い結果でした。短文論述は1問だけで、少ない傾向が続いています。今年度は選択肢問題の難度が上がりました。機械的に知識を覚えてるだけでは対応できず、理解しているかどうかが問われる出題内容です(例えば、萩市の雨温図を選ぶ問題)。本校の過去問だけではなくレベルの高い他校の過去問などにも積極的に触れ、幅広い知識を身に付けながらその内容をよく理解する学習を実践しましょう。