2021年
算数
大問1 計算問題
大問2 小問集合
大問3 整数問題
大問4 図形問題
大問5 速さとグラフ
大問6 推理算
今年度の受験者平均点は64. 4点、合格者平均点は81. 3点でした。出題分野も大問3以降は図形問題・整数問題(規則性)・速さとグラフ・場合の数(推理算)で例年通りでした。全体的に基本的な問題が多く出題されていますが、計算力を要する問題が各大問に散りばめられているので、解法がわかった時点で解き切る力が要求されます。複雑な計算問題を早く正確に解く練習を普段から心がけましょう。
国語
大問1 漢字の書き
大問2 物語文(眞島めいりの文章による)
大問3 説明文(稲垣栄洋の文章による)
受験者平均点は69. 0点、合格者平均点は76. 2点と昨年度に比べて易化しています。読解問題の小問が全部で16問ある中で、記述式の問題が6問となっていて、その出来で差がつくように思われます。物語文においても、説明文においても、本文全体の内容を要約する記述式問題が出題されているのが特徴的です。普段から『場面ごとの要約』や『段落ごとの要約』などのトレーニングを積み重ねていくようにしましょう。
理科
大問1 時事問題
大問2 海水のろか
大問3 水と空気
大問4 星、星座
大問5 鳥のからだの構造
昨年度に引き続き作図問題はなく、記述解答の問題が多く配置されています。例年通り、時事問題で構成される大 問が1問あり、その他の大問ではリード文や図表から必要な情報を読み取り考察するような問題が多く出題されています。対策としては、前提となる知識を蓄えつつ、それらや問題文から与えられた情報をもとにして、自分で考察した内容を的確に表現する練習を行っていきましょう。
社会
大問1 地理統計
大問2 歴史総合
大問3 公民総合
大問は3題構成で、小問46問は昨年度の58問と比較すると減少しました。細かな知識を問うものが多かった昨年度までと比べ、テキストの基本問題レベルの知識を問う出題が増え、難易度も下がっています。今年度の入試傾向への対策は、分野ごとの苦手をつくらず、幅広い基礎知識を身につけることが求められます。また、漢字などの語句指定が多いため、学習した言葉を漢字で書けるよう練習することも大切です。
2020年
算数
大問1 計算問題(4問)
大問2 小問集合(4問)
大問3 平面図形
大問4 流水算とダイヤグラム
大問5 規則性
大問6 ダイヤグラム
平均点は合格者69. 3点・受験者58. 1点となりました。昨年度の合格者平均点68. 2点とも大差なく、例年通りの難度です。大問1・2は基本的な問題が並び、大問3以降は標準的な問題で構成されています。大問3以降は途中式を書かせる形式となっていますが、解答欄は大きくありませんので、各単元の典型的な問題をコンパクトにまとめて解答する練習を積みましょう。
国語
大問1 漢字の書き取り
大問2 物語文(蒔田浩平『チギータ』)
大問3 対談(芦田愛菜・山中伸弥)
漢字の書き取りは10問です。日頃の漢字練習で十分に対応できるレベルです。物語文は、クラスのレクを決める話し合いの中でそれぞれの思いが描かれている文章です。記述問題は9問中5問、他は短文の選択問題です。対談は少し特殊で、一貫したテーマのないインタビューでした。一問一問の問いかけのなかで話者がどのような考えを抱いているかを読み取ればよいので、難しいものではありません。会話の流れ、前後関係から解答を導いていくのが正解でしょう。
理科
大問1 時事問題
大問2 環境問題
大問3 ふりこ
大問4 動物の生態
大問5 流水のはたらき
一昨年、去年とあった作図の問題がなくなり、記述式の問題が増えました。リード文や図表から必要な情報を読み取り考察するような問題が多く出題されるのは変わりません。今年度は計算を必要とするような問題が少なかったため、蓄えてきた知識をもとにして考察した内容をきちんと自分の言葉にできたかがより問われる入試となりました。基本的な知識をひと通り習得した上で、過去問演習を通じて本校の出題形式に慣れていきましょう。
社会
大問1 地理統計データ
大問2 総合問題
大問3 時事問題
大問数は3題、小問数は58問と、例年同様ボリュームがある出題でした。特定の地方に絞った出題が多いのが本校の地理の特徴でしたが、今年度は食料品と工業製品についてのデータの選択問題が出題され、傾向を変えています。歴史と時事問題は昨年度同様の構成となっています。歴史は基本事項をベースに苦手をなくしましょう。時事問題は2019年の出来事の出題でしたから、次年度は2020年の出来事に注目して学習していきましょう。
2019年
算数
大問1 計算問題
大問2 小問集合
大問3 平面図形
大問4 場合の数
大問5 分配算
大問6 速さ
受験者平均点は57. 9点、合格者平均点は68. 2点となりました。昨年度(受験者平均点57. 9点、合格者平均点71. 3点)とも大差なく、本校の標準的な難易度の問題です。大問2までは基本的な問題が並び、大問3以降も標準的な問題が中心です。また、大問3以降は考え方を記述させる形式ですが、解答欄はあまり大きくありません。各単元の典型的な問題を、コンパクトにまとめて解答する練習を積むとよいでしょう。
国語
大問1 漢字の読み書き
大問2 物語文(辻みゆきの文章による)
大問3 論説文(鬼丸昌也の文章による)
合格者平均点は70. 5点でした。昨年度と比べてやや難しめだったと言えます。特に大問1で4問出題された記述問題は、本文中に解答の直接的な根拠・要素となるものが乏しいものだったので、ここで差がついたことが予想されます。例年記述問題が比較的多く出題される本校ですが、物語文においては「登場人物の心情」を、論説文においては「筆者の主張」を正確に読み取って説明するトレーニングを積んでいけば十分に対応できます。
理科
大問1 時事問題
大問2 昆虫
大問3 溶解度
大問4 地球の歴史カレンダー
大問5 てこ
制限時間40分に対して小問が39問でした。問題数だけ見るとそれほど多くはありませんが、大問3の溶解度の計算、大問5のてこの計算は解くのに時間がかかる問題でした。また、大問2の昆虫に関する問題は問題文から答えを考察する必要があり、大問4はカレンダーからヒントを読み取って考察する問題でした。対策としては、まずは基本知識を定着させ、その後は過去問演習を通して、本校の出題傾向に慣れていくことが肝要です。
社会
大問1 中部地方の地形
大問2 江戸時代の外交・鎖国など
大問3 時事問題
出題構成は昨年度と同様で、小問数が66問もあって相変わらず分量の多さを感じさせます。しかし、全体的に難度が下がり、この5年間でもっとも合格者の平均得点率が高い結果でした(72.1%)。歴史と時事問題重視の内容に変化はなく、地理は一つの地方に特化した出題が続いています。歴史では短文論述が3問出題されました。短答式ではほとんどが漢字指定の解答です。傾向が明確な本校は、過去問題学習がとくに重要です。対策を徹底しましょう。