2023年度 芝中学校の出題構成と問題分析【算数】50分[100点]
出題構成 | |||
大問1 | 計算問題 | 大問5 | 平面図形(面積比) |
大問2 | 割合の文章題(食塩水) | 大問6 | 速さ(ダイヤグラム) |
大問3 | 割合の文章題(倍数算) | 大問7 | 場合の数(平面図形) |
大問4 | 数の性質(既約分数) | 大問8 | 速さ(流水算・隔たりグラフ) |
受験者平均点48.5点(昨年度52.1点)、合格者平均点59.3点(昨年度66.9点)と昨年度に比べ若干難化しました。大問数は昨年の9題から8題になったとはいえ、様々な単元から出題があり典型的な問題もちりばめられているため、得点できる問題を確実に正解することが大切です。問題演習においては、それぞれの単元ごとに行うべき基本技術・行動を身に付けた上で、過去問演習を通じてその解法を時間内に最大限発揮する練習を行いましょう。
2023年度 芝中学校の出題構成と問題分析【国語】50分[100点]
出題構成 | |||
大問1 | 言葉の知識 | 大問3 | 論説文(古田徹也『いつもの言葉を哲学する』) |
大問2 | 言葉の知識 | 大問4 | 物語文(赤川次郎「回想電車」) |
受験者平均は54.1点、合格者平均点は60.8点と、昨年度(受験者平均点は71.2点、合格者平均点は76.1点)とくらべ厳しい。読解問題の小問は論説文・物語文ともに4問ずつ、そのすべてが「50字以内・60字以内・100字以内」の記述問題で、ボリュームがあるのが本校の傾向となっています。本校の国語では、心情や理由の記述が中心のため「要素やポイント」「型」を踏まえて書く練習が有効です。
2023年度 芝中学校の出題構成と問題分析【理科】40分[75点]
出題構成 | |||
大問1 | 総合問題 | 大問4 | 寄生 |
大問2 | ボーリング調査 | 大問5 | 酸素の発生 |
大問3 | 凸レンズと目の構造 |
例年通り、総合問題1題と各分野から1題の5題構成でした。大問4では寄生をテーマにした生物の問題が出題されました。ここ数年は、年度によって問題の難度が上下する傾向にあります。今年度の計算問題は平易でしたが、難度が高くなるケースもありますので、計算問題の備えは十分にしておく必要があります。合格に向けては、解ける問題から解き進め、残った時間を上手に活用して計算問題を解いていくと良いでしょう。
2023年度 芝中学校の出題構成と問題分析【社会】40分[75点]
出題構成 | |||
大問1 | 日本の自然・産業など | 大問3 | 日本の政治(国会・地方自治) |
大問2 | 歴史総合(原始時代~現代の社会・経済・文化) | 大問4 | 経済活動について(生産者と消費者) |
大問数が4題で、最終問題が120字の論述問題という例年通りの問題構成でした。合格者の平均点は43.9点(75点満点)で昨年度並みです。大問2の歴史はやや難度が高く、11問中10問が正誤判定と出来事の並べかえ問題でした。論述問題は、リード文中の筆者の意見を指定された用語を用いてまとめる形式が定着しているので、過去問演習を十分に行いましょう。また、歴史は時代の流れを定着させるために、まとめノートを作成するのが良いでしょう。