世田谷学園中学校の2023年度入試問題分析【提供:スタジオキャンパス】

2023年度 世田谷学園中学校の出題構成と問題分析【算数】60分[100点]

出題構成
大問1 小問集合 大問4 ニュートン算
大問2 立体の切断 大問5 食塩水
大問3 旅人算 大問6 平面図形(作図)

 

昨年度と同様大問6題構成でした。試験時間が60分と長いので、典型的な問題は確実に得点しつつ、条件が複雑な問題にもじっくりと取り組んで、表や図にまとめて解き進めていく力が求められます。年によって必要な得点が違うことや、大問5,大問6は求め方を残す形式であることを念頭において、時間配分や問題への取り組み方を過去問演習を通じて身につけましょう。

 

2023年度 世田谷学園中学校の出題構成と問題分析【国語】50分[100点]

出題構成
大問1 随筆文(ジェーン・スー『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』)
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昨年と同様に「複数テキスト」による出題となっていますが、設問ごとに「参考文」が提示されるという若干変則的な形をとっています。また本文と「東京の地図」を照らし合わせて解答させる問題や、4年連続となる作文問題も出題されています。総合すると、本校の入試問題は年々「独自性」を増しているということができます。初見では対応しづらいものになっていますので、過去問題にしっかりと取り組むことが必須です。

 

2023年度 世田谷学園中学校の出題構成と問題分析【理科】30分[50点]

出題構成
大問1 白熱電球の仕組み 大問3 視覚に関する問題(「主観的輪郭」に関する問題)
大問2 金属と酸・アルカリの反応

 

塾の授業で学習した内容や、テキストや参考書で学習した内容の基本部分をもれなく身についていれば対応できる問題がほとんどです。大問2のような科学分野の計算問題の対策は必須です。また大問3の「主観的輪郭」のような、テキストに載っていないような初めて聞くテーマについて、文章を注意深く読み、ヒントを利用して答えを導き出す問題が必ず出題されます。新しいテーマでも嫌がらずに問題に立ち向かうことが大切です。

 

2023年度 世田谷学園中学校の出題構成と問題分析【社会】30分[50点]

出題構成
大問1 地理総合
大問2 歴史総合
大問3 産業と国際情勢に関して

 

大問は3題、小問数は36問という形式です。大問2では最近の入試でも注目されている歴史上の女性に関連する問題が出題され、さらには歴史的な重要な地名の知識も問われる問題となりました。また、大問3は論述問題が3問あり、図や表から考察する力が必要になりました。全体的な対策としては地理分野や歴史分野の基礎的な知識の強化と表・資料などの読み取りの練習を心がけましょう。

 

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