2023年度 青山学院中等部の出題構成と問題分析【算数】50分[100点]
出題構成 | |||
大問1 | 四則混合計算 | 大問8 | 投票 |
大問2 | 四則混合計算 | 大問9 | 流水算 |
大問3 | 公倍数・公約数 | 大問10 | 規則性 |
大問4 | 面積の単位換算 | 大問11 | 平面図形の求積 |
大問5 | てんびんのつりあい | 大問12 | 立体図形 |
大問6 | つるかめ算・集合 | 大問13 | 折り返し図形の角度 |
大問7 | 食塩水 | 大問14 | 水面の変化 |
大問数が多い出題形式に変更はありませんでした。幅広い単元からほぼ均等なレベルで出題があるため、弱点単元を作らないことが大切です。そのうえで頻出である「折り返し図形」などの対策を行いましょう。また、例年高得点勝負になりますので、「得点源」を取り逃さないようにする時間配分の慣れも重要です。過去問演習を通じて、合格に必要な点数を取りきるイメージを固めておきましょう。
2023年度 青山学院中等部の出題構成と問題分析【国語】50分[100点]
出題構成 | |||
大問1 | 漢字の書き取り | 大問4 | 随筆文(山本文緒「庭」『ファースト・プライオリティー』所収) |
大問2 | 詩(中村稔) | 大問5 | 物語文(緑川聖司『晴れた日は図書館へいこう』) |
大問3 | 論説文(好井裕明『「感動ポルノ」と向き合う』) |
例年通りのバラエティーに富んだ出題構成です。解答用紙もやはり「横書き」です。唯一の記述問題は大問4で出題されています。例年通り、大問5が文章量、設問数ともに多く、時間に追われて焦りを感じた受験生が多かったと思われます。青山学院の抜き出し問題は短い文章ながらも見つけ出すに手間取り、選択問題は「これ」というはっきりとしたものがなくて戸惑うことがあります。過去問演習を重ねて「青山学院らしさ」を知ることが最重要課題です。
2023年度 青山学院中等部の出題構成と問題分析【理科】25分[50点]
出題構成 | |||
大問1 | 小問集合 | 大問3 | てこと滑車 |
大問2 | 植物と動物の基礎知識 | 大問4 | 大気中の気体と体積 |
大問3 | 湿度と暑さ指数 |
大問5題で小問22問(記述問題なし)構成です。大問1では指数を使った単位換算、大問3では乾湿計から湿度、黒球から暑さ指数を計算する問題が出題され、正確な計算力が必要となっています。大問4はてこと滑車の重要ポイントをコンパクトに答えさせる良問です。今年度に限らず、本校は全体を通して典型的な問題で構成されています。知識を精度よく覚え、各単元の頻出問題を反復練習して確実に解答できるようにしましょう。
2023年度 青山学院中等部の出題構成と問題分析【社会】25分[50点]
出題構成 | |||
大問1 | 青山学院周辺地域に関する地形図問題 | 大問3 | 鉄道開通の歴史 |
大問2 | ロシアのウクライナ侵攻にまつわる問題 | 大問4 | ジェンダーと刑法 |
大問3 | 貨幣の歴史 |
大問2は時事問題、大問4は鉄道開通150周年ということに関連のある問題で、予測可能な出題であったと言えます。地形図の読み取りでは知識だけではなく考察力も必要になるため、そういった対策を行うことが大切です。また、歴史の面に関しては様々なテーマ別の知識が必要になりますが、特に近代になってどのように変化したのか?ということに着目した対策を行っていくことが望ましいでしょう。