2021年
算数
大問1 小問集合
大問2 速さとグラフ
大問3 水量変化
大問4 規則性
大問5 売買損益
今年度の受験者平均は64. 8点でした。大問1で一行問題が10問、大問2でグラフの読み取り、大問3で図形問題、大問4で規則性が出題されるのは例年通りです。基本的な問題が多い反面、幅広く出題されますので、苦手分野を作らないようにすることが大事です。途中式や考え方を書かせる問題では、部分点を重ねることができるので、解答までの過程をきちんと残すよう普段から心がけましょう。
国語
大問1 物語文(阿部暁子「パラ・スター〈Si de 百花〉」)
大問2 論説文(新井紀子「コンピュータが仕事を奪う」)
前年度と同様、2題の読解問題が出題され、読解に関する記号選択なども含まれたバランスがとれた小問構成でした。記述問題は4問出題されましたが、字数指定なしの記述問題が中心だった前年度とは異なり、今年度は2問が字数指定記述となりました。記述問題1つひとつに目を向けると、心情記述から自分の言葉で自由に説明する問題まで、バラエティに富んでいます。普段の問題演習でも記述の型を意識することで、本校の記述問題は十分に対策可能です。
理科
大問1 地層の実験・観察
大問2 ダイズの発芽
大問3 てんびんとてこ・凸レンズ
大問4 溶解度
昨年同様、大問4題構成(各分野より1題ずつ出題)でした。難問や奇問はありませんが、記述問題、作図問題、計算問題が全体の3割程度出題されていることを考えると、効率よく問題を解き進めていくことが重要になります。各分野の基本事項をしっかりと身に付けた上で、過去問演習を通して時間内に問題を解き終えるのに必要なスピード感を養っておくと良いでしょう。
社会
大問1 総合問題(芸術の歴史)
メインテーマを設けたリード文に沿って各分野の知識を問う出題で、第1回~3回までこの形式は変わりません。第1回入試は小問数が20問で解答記入箇所が52箇所あり、そのうち1行前後の論述問題が9問で、北九州に八幡製鉄所が建設された理由、遣隋使の目的、地産地消の意味、グラフの読み取り、絵画と社会の関係について自分の考えを述べる形式など様々です。解答の多くが漢字指定なので、普段の学習から漢字で書く習慣をつけましょう。
2020年
算数
大問1 小問集合(10問)
大問2 水量の変化
大問3 平面図形
大問4 約束記号
大問5 平均
合格者平均点は58. 1点でした。問題構成は例年通りで、大問2・4・5は考え方や途中式を書かせる形式となっています。大問1の一行問題は比較的易しくなっていますので、確実に得点を重ねたいところです。本校は、全体的に基本パターンに則った問題が多く出題されますので、各単元の基本問題を中心に演習を積むとよいでしょう。過去問演習を多く行い、苦手分野を中心にしっかりと補強をしていきましょう。
国語
大問1 物語文(まはら三桃『青がやってきた』)
大問2 説明文(稲垣栄洋『オスとメスはどちらが得か?』)
文章読解2題は例年通りの構成です。昨年度は記述問題が中心でしたが、今年度は記述問題はもちろん空欄補充・読解に関する選択問題もバランスよく出題されました。物語文の記述は心情記述が2問で、前後から手がかりをつかみやすいものでした。説明文では昨年同様、自分の意見を根拠を交えて説明する問題が出題されています。過去問演習はもちろん、普段の問題演習でも記述の型を意識することができれば、本校の記述は十分に対応可能です。
理科
大問1 モンシロチョウとアブラナ
大問2 発光ダイオード・手回し発電機
大問3 酸素と二酸化炭素の性質
大問4 月・台風
昨年同様、大問4題構成(各分野より1題ずつ出題)でした。難問や奇問はありませんが、記述問題、作図問題、計算問題が全体の3割程度出題されていることを考えると、効率よく問題を解き進めていくことが重要になります。各分野の基本事項をしっかりと身に付けた上で、過去問演習を通して、時間内に問題を解き終えるのに必要なスピード感を養っておくと良いでしょう。
社会
大問1 総合問題(在日外国人と日本)
メインテーマを設けたリード文に沿って各分野の知識が問われるという出題形式は今年度も変わりませんが、試験 時間が従来の30分から40分に延長されたことで余裕をもって問題に取り組めるようになりました。問11と問14の論述問題は、現代の日本社会の問題点について自分の考えを述べる形式です。世の中の出来事に対する関心の度合いを測る良問でした。解答の多くが漢字指定となっていますので、普段の学習より重要語句については漢字で書く習慣をつけましょう。
2019年
算数
大問1 小問集合(10問)
大問2 ダイヤグラム
大問3 回転図形・三角錐
大問4 数列・規則性
大問5 数字パズル
合格者平均点は昨年度同様、66. 1点でした。問題構成も例年通りで、大問2、4、5は途中式や解き方の説明も問われています。問題は基本レベルです。各単元の基本問題を解けるよう繰り返し練習しましょう。また、ダイヤグラムの問題が大問でここ数年、毎回出ています。解き方も途中式も含め問われているので、テクニックを磨きましょう。
国語
大問1 物語文(鈴木るりか『さよなら、田中さん』)
大問2 論説文(上田紀行『若い人たちへ㊤』東京新聞より)
文章読解2題は例年通りの構成です。記述問題と選択問題に大きな偏りのないバランスのとれた形式です。ただし、選択問題は一つひとつの短文ながらも5択なので解答を絞り込むにはやや苦労します。また、論説文では自分の体験や意見を書く問題があります。過去問題で練習しましょう。その他の対策としては、通常授業や宿題などの問題演習の中で実力を養っていくとよいでしょう。
理科
大問1 カボチャの花
大問2 電気回路
大問3 食塩水、硝酸カリウム水溶液のふっとう
大問4 地層
例年通り、大問4題構成で、各分野より1題ずつ出題されています。難問や奇問はありませんが、小問数が27問中、記述・作図および計算問題が13問出題されています。記述、作図、計算問題の対策はもちろん、効率よく問題を解き進めていくスピードが必要です。各分野の基本事項をしっかりと身に付けた上で、過去問演習を通して、時間内に問題を解き終えるのに必要なスピード感を養っておくと良いでしょう。
社会
大問1 総合問題(太平洋の島々と日本)
あるテーマに沿った長文を読ませ、そこから各分野についての知識を問うていくという本校のスタイルは、今年度も踏襲されています。小問数が50近くあり、その中に論述問題も含まれるため、テンポよく解答していくことが必要とされます。また、設問の大部分が漢字指定となっていることにも注意です。普段の学習から重要用語については漢字で覚えるだけでなく、その内容についても正確に覚えるように心がけましょう。