2024年度 海城中学校の出題構成と問題分析【算数】50分[120点]
出題構成 | |||
大問1 | 小問集合 | 大問4 | 規則性(ご石の取り合い) |
大問2 | 平面図形(線分比、面積比) | 大問5 | 立体図形の切断 |
大問3 | 仕事算 | 大問6 | 速さ(旅人算) |
去年大問から外れていた「立体図形(切断)」が、大問に戻ってきました。「平面図形」「立体図形」に関しては、本校の過去問を通じて同レベルの問題を練習していきましょう。本校の問題群は、いわゆる典型題から一歩踏み込んだ内容を問うことが多く、いかに「自分の習ってきた解法」を活用して戦えるかが大事になってきます。基本解法の意図を把握した上で、問われ方が変わっても使えるようにしっかりと定着させておきましょう。
2024年度海城中学校の出題構成と問題分析【国語】50分[120点]
出題構成 | |||
大問1 | 物語文(三浦しをん『墨のゆらめき』) | ||
大問2 | 論説文(為末大『熟達論』) |
受験者平均点は76.5点(120点満点)、合格者平均点は85.5点と例年並みの結果でした。本校の国語の特徴は読解問題2題の中に5問前後の漢字の書き取り問題、2~3問の記述問題がある他は、選択問題がほとんどを占めるという点です。選択肢は本文中の解答根拠を正しくおさえ、選択肢との「言い換え」に注意すれば正解が得られるものがほとんどです。記述問題は普段からていねいに書くことを心がけることが大切です。
2024年度 海城中学校の出題構成と問題分析【理科】45分[80点]
出題構成 | |||
大問1 | 音速の計算とドップラー効果 | 大問3 | 高山草原(お花畑)の植物の花の色とにおい |
大問2 | 硫酸銅五水和物の溶解度計算 | 大問4 | 地形と道路の方位分布 |
平均点は合格者45.1点(56.4%)で受験者38.2点(47.8%)と、昨年度(合格者50.9点/受験者47.4点)よりも難化し、差がついたテストとなりました。大問1および大問4はなかなか厳しい問題でした。本校の理科は難度が高いため、典型問題や基本事項の早期定着はもちろんのこと、初見の問題に対応するために過去問題演習を通じて「図表から原理や法則などを見抜く訓練」と「表現力と記述力の養成」に注力しましょう。
2024年度 海城中学校の出題構成と問題分析【社会】45分[80点]
出題構成 | |||
大問1 | 学力の評価について |
本校の特徴である論述問題は、小問数が3問から2問になりましたが1問あたりの総字数がそれぞれ190字と150字に増えました。知識問題は図表の読み取りをからめた出題という昨年度と同様の形式でした。論述問題の「大学入試共通テストの採点方法の公平性」、「経験が評価される入試の問題点」は与えられた資料をじっくり読み取ることがポイントでした。普段からテキストの図表の意味を読み取る訓練や論述問題に積極的に取り組むようにしましょう。
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