2024年度 鷗友学園女子中学校の出題構成と問題分析【算数】45分[100点]
出題構成 | |||
大問1 | 計算問題 | 大問5 | 回転体・円錐の体積 |
大問2 | 倍数算(差一定) | 大問6 | 相似と線分比・面積比 |
大問3 | 平面図形(図形の折り返し・角度) | 大問7 | 速さ(旅人算・ダイヤグラム) |
大問4 | 規則性(数表) |
ここ数年出題傾向に大きな変化はなく、典型的な問題がほとんどです。しかし複雑な計算を短い時間で処理する能力が求められます。大問4の規則性の問題が難しかったと思います。参考書などでといたことがある問題だと思います。大問6の相似と面積比の問題と大問7の速さとグラフの問題は毎年似た問題が出題されていますので、過去問やテキストなどで類題を探して演習することが大切です。
2024年度鷗友学園女子中学校の出題構成と問題分析【国語】45分[100点]
出題構成 | |||
大問1 | 物語文(上野歩『お菓子の船』) | ||
大問2 | 論説文(森達也『集団に流されず個人として生きるには』) | ||
大問3 | 漢字の書き取り |
本校の国語は読解は全て記述問題であり、漢字の書き取りと合わせて制限時間45分で取り組みます。解答欄はマス目のない行形式が多く字数制限が無いように感じられますが、一行あたり25字~30字が目安です。設問により解答スペースの大きさが異なるため、「必要な要素」を「適切に盛り込むこと」を十分に訓練する必要があります。尚、第2回入試では出題された二つの文章に関係する問題(複数テクスト問題)が出題され、新傾向となりました。
2024年度 鷗友学園女子中学校の出題構成と問題分析【理科】45分[100点]
出題構成 | |||
大問1 | 火成岩のつくり | 大問3 | 光と凸レンズによってできる像 |
大問2 | 水溶液と物のとけ方 | 大問4 | ヒトのからだ(心臓と血液の循環) |
大問4題で生物、地学、化学、物理の各分野からバランスよく出題されています。大問1の岩石に含まれる鉱物の割合から火成岩の名前を答える問題の図では、受験生がよく覚える無色(白色)鉱物の割合が大きい順番ではなく、有色鉱物の割合が大きい方から並んでいますので要注意です。例年、計算問題・論述問題・作図問題が複数出題され、他校にはない意欲的なテーマからの出題も見られますので、過去問題演習を通じて形式に慣れておきましょう。
2024年度 鷗友学園女子中学校の出題構成と問題分析【社会】45分[100点]
出題構成 | |||
大問1 | 日本の第一次産業 | 大問3 | 国会及び現代の政治 |
大問2 | 税の歴史 |
本校は、各大問が「地理・歴史・公民の順」に構成され、配点も30点・40点・30点(100点満点)で一定しています。3分野ともに論述問題が必ず2~3問出題され、語句の説明や知識を問う内容以外にも資料を読み取って説明するものなど多岐に渡ります(今年度は「生成AIの問題点」など)。過去問題を含めてさまざまな問題で練習を積みましょう。一方、短答式も配点が高いので知識問題も重要です。合格ラインが高い(例年7割前後かそれ以上)ので要注意です。
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