2024年度 学習院中等科の出題構成と問題分析【算数】50分[120点]
出題構成 | |||
大問1 | 計算問題 | 大問4 | 円が重なった図形の面積・周りの長さ |
大問2 | 一行問題) | 大問5 | 二人の間の距離を表すグラフ |
大問3 | 周期算 | 大問6 | 推理算 |
出題分野が大問4以降は図形問題・グラフの読み取り・場合の数(推理算)で例年通りでした。全体的に基本的な問題が多く出題されていますが、計算力を要する問題が各大問に散りばめられているので、解法がわかった時点で解き切る力が要求されます。複雑な計算問題を早く正確に解く練習を普段から心がけるとともに、大問6の推理算は過去問などでいろいろな推理算に触れておくことで対策をとりましょう。
2024年度 学習院中等科の出題構成と問題分析【国語】50分[120点]
出題構成 | |||
大問1 | 漢字の書き取り | ||
大問2 | 物語文(重松清『おくることば』) | ||
大問3 | 説明文(市橋伯一『増えるものたちの進化生物学』) |
読解問題が2題と合計10問の漢字の書き取りが1題という構成です。読解はどちらも8問という構成で、選択肢から選ぶ記号問題が4問、一行で説明する記述問題が1問、空欄補充の問題が1問、少し長めの字数でまとめる記述問題が2問となっています。差がつくポイントを挙げるとすると、文章題の記述問題になりそうです。物語文の登場人物の行動の理由や、説明的文章の筆者の主張の理由をしっかりと書きとる練習を行っていきましょう。
2024年度 学習院中等科の出題構成と問題分析【理科】40分[80点]
出題構成 | |||
大問1 | 時事問題 | 大問4 | 物の溶け方 |
大問2 | 地層の観察 | 大問5 | 発光ダイオード |
大問3 | 生物の特徴 |
大問1に時事問題、大問2以降で4分野から1つずつ、テーマを1つ投げかけてから,それぞれの分野や単元に関する問題につなげていく例年通りの出題形式でした。本校の問題を解くには、基本知識もある程度必要ですが、リード文の中にヒントがちりばめられていることもあり、未知のことに対しても自分の知識を用いながら考察することも必要です。似た形式をもつ他の学校の過去問も含めて「その場で考察して解答にたどり着く」訓練をしていきましょう。
2024年度 学習院中等科の出題構成と問題分析【社会】40分[80点]
出題構成 | |||
大問1 | 地理総合 | 大問3 | 公民総合 |
大問2 | 歴史総合 |
大問は3題構成で、小問56問は昨年度と同じでボリュームは多いです。難易度は昨年度までと同様、テキストの基本問題レベルが中心ですが、データの読み取りなどの問題も見られます。本校の社会は、分野ごとの苦手をつくらず、正確で幅広い基礎知識を身につけることが求められます。また、漢字などの語句指定が多いため、学習した言葉を漢字で書けるよう練習することも大切です。
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