芝中学校の2024年度入試問題分析【提供:スタジオキャンパス】

2024年度 芝中学校の出題構成と問題分析【算数】50分[100点]

出題構成
大問1 計算問題 大問5 規則性(平面分割)
大問2 平面図形(つけたし面積・30°問題) 大問6 速さ(周回の旅人算)
大問3 平面図形(比の合成) 大問7 場合の数(前の場合利用)
大問4 和と差の文章題(不定方程式) 大問8 点の移動とグラフ

受験者平均点51.9点(昨年度48.5点)、合格者平均点65.9点(昨年度59.3点)と一昨年なみの難度となりました。大問数は昨年度と同じく8題、例年同様様々な単元から出題があり、典型的な問題もちりばめられているため、得点できる問題を確実に正解することが大切です。問題演習においては、それぞれの単元ごとに行うべき基本技術・行動を身につけた上で、過去問演習を通じてその解法を時間内に最大限発揮する練習を行いましょう。

2024年度 芝中学校の出題構成と問題分析【国語】50分[100点]

出題構成
大問1 言葉の知識
大問2 言葉の知識
大問3 論説文(山竹伸二『ひとはなぜ「認められたいのか」』)
大問4 物語文(尾崎英子『きみの鐘が鳴る』)

受験者平均は58.1点、合格者平均点は64.4点と、昨年度(受験者平均は54.1点、合格者平均点は60.8点)とやや易しい問題だったようです。読解問題の小問は論説文・物語文ともに4問ずつ、そのすべてが「30字以上(100字以内が2問)」の記述問題で、ボリュームのある問題構成となっています。本校の国語では、理由や説明の記述が中心のため「要素やポイント」「型」を踏まえて書く練習が有効です。

created by Rinker
ポプラ社
¥1,760 (2024/09/07 12:42:31時点 Amazon調べ-詳細)

2024年度 芝中学校の出題構成と問題分析【理科】40分[75点]

出題構成
大問1 小問集合 大問4 電熱線と水温の変化
大問2 火山・天体・気象 大問5 溶解度・蒸留
大問3 ヒトの心臓

例年通り、総合問題1題と物理・化学・生物・地学から各1題の計5題構成でした。75点満点中、受験者平均点が30.9点、合格者平均点が36.7点と、昨年度と比べて難化しました。今年度の計算問題は昨年度よりも分量が増え、日ごろからの練習の成果が問われました。テキストの練習問題Bレベルの計算問題を宿題の際に早く・正確に処理できるかもチェックしながら学習を進めていきましょう。

2024年度 芝中学校の出題構成と問題分析【社会】40分[75点]

出題構成
大問1 地理総合(自然・エネルギー・国土利用など) 大問3 公民総合(社会保障・財政など)
大問2 歴史総合(戦争史・社会史) 大問4 箱根駅伝の歴史と人々

大問数が4題で、最終問題が100字以内の論述問題という例年通りの問題構成でした。合格者の平均点は46.3点(75点満点)でした。小問数が多いため、ある程度のスピード感をもって処理する必要があります。普段の授業における確認テストは常に90点以上を目指すつもりで学習してください。論述問題は、リード文中の筆者の意見を指定された用語を用いてまとめる形式が定着しているので、過去問題で演習を十分に行いましょう。

▼他年度の芝中学校入試分析はこちら

おすすめの記事