世田谷学園中学校の2024年度入試問題分析【提供:スタジオキャンパス】

2024年度 世田谷学園中学校の出題構成と問題分析【算数】60分[100点]

出題構成
大問1 小問集合 大問4 ニュートン算
大問2 条件整理(2数の和) 大問5 立体図形の切断
大問3 平面図形(面積比) 大問6 つるかめ算

昨年度と同様大問6題構成でした。試験時間が60分と長いので、典型的な問題は確実に得点しつつ、条件が複雑な問題にもじっくりと取り組んで、表や図にまとめて解き進めていく力が求められます。年によって必要な得点が違うことや、大問5,大問6は求め方を残す形式であることを念頭において、時間配分や問題への取り組み方を過去問演習を通じて身につけましょう。

2024年度 世田谷学園中学校の出題構成と問題分析【国語】50分[100点]

出題構成
大問1 物語文(ドリアン助川『多摩川物語』)

長文の物語文1題のみの出題となっています。ほとんどが選択問題で、他は漢字の書き取りが10問、抜き出し問題が2問、記述問題が1問、作文が1問という構成になっています。記述と作文は非常に難度の高いものになっていますので、ここで差がつくと思われます。第2次と第3次では「複数テキスト」形式の出題となっていることもあり、過去問題にしっかりと取り組んで、出題形式に慣れていくことが必要になってきます。

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2024年度 世田谷学園中学校の出題構成と問題分析【理科】30分[50点]

出題構成
大問1 月の満ち欠け 大問3 金属の酸化(計算問題)
大問2 ばねとてこと輪軸の融合問題(計算問題)

テキストや参考書で学習した内容が身についていれば対応できる問題がほとんどですが、大問2のような物理分野、そして大問3のような化学分野は重点的に対策しておくと有利でしょう。また、ここ数年出題されていた「初見のテーマ」について、文章を注意深く読み、ヒントを利用して解答していく問題は今年度はみられませんでした。特に計算問題は難度の高い問題が出題されることもありますので、十分に練習しておく必要があります。

2024年度 世田谷学園中学校の出題構成と問題分析【社会】30分[50点]

出題構成
大問1 地理・現代社会の総合問題 大問3 明治以降の歴史と近年の経済状況
大問2 鎌倉時代以降の歴史

大問は3題、小問数は34問という形式です。地理分野と歴史分野は基礎的な問題が多く解きやすいですが、公民分野に関しては憲法や人権などの出題が少ない一方で、経済面についての難易度が高くなっている印象です。また、大問3では論述式の問題が3問、計算問題が2問あるため、制限時間内で解くことが少し難しいと感じる生徒もいると思います。GNPやエンゲル係数を計算で解く問題があり、計算問題への対策も必要かと思います。

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