2024年度 武蔵中学校の出題構成と問題分析【算数】50分[100点]
出題構成 | |||
大問1 | 小問集合(整数問題、仕事算) | 大問3 | (速さ・旅人算)周回運動 |
大問2 | (平面図形)直角三角形の相似と線分比 | 大問4 | (場合の数)条件付き順列 |
大問が4問と構成は例年と変わりません。大問1は小問が2題で標準から応用レベルの問で、大問2は平面図形で例年良問ながら難易度が高い問題が出題されますが、本年度は易化しています。大問3は周回運動をする,3人の旅人算の問題です。前半はかなり易しいので、(3)と(4)をどこまで正解できたが合否を決めたと思われます。大問4は場合の数の問題で、(1)~(3)までは時間があれば解答できますが、この部分も合否を決めたと思われます。
2024年度 武蔵中学校の出題構成と問題分析【国語】50分[100点]
出題構成 | |||
大問1 | 物語文(島木健作『随筆と小品』) | ||
大問2 | 漢字の書き取り |
今回の作品は昭和22年に刊行されたものであり、読みづらい印象を持った受験生もいたかも知れませんが、難しい言葉には注釈がつけれらており、主人公が小学校高学年であるということから、内容自体は読み取れたものと思われます。本校の国語は記述を字数制限なしで解答していくことが特徴ですので、設問の内容と与えられた解答スペースの両方を考えながら答案を作っていくことが求められます。過去問演習を十分い、普段より担当講師に記述の添削をしてもらうなど、地道な訓練が求められます。
2024年度 武蔵中学校の出題構成と問題分析【理科】40分[60点]
出題構成 | |||
大問1 | 火山 | 大問3 | くり出し式容器の仕組みの考察 |
大問2 | 溶解度 |
合格者平均は34点(57%)で、昨年度(62%)よりもやや難化しました。大問3は定番のお土産問題で、のりの容器などに使われる「くり出し式容器」が上下動する仕組みに関する考察でした。学習してきた基本的知識を基にして、写真や図から情報を集め、正しく解答として表現できるかが大切です。普段から身の回りの疑問に対しての考えを、自分なりの言葉で他者に伝える習慣をつけましょう。
2024年度 武蔵中学校の出題構成と問題分析【社会】40分[60点]
出題構成 | |||
大問1 | 総合問題 |
今年度のテーマは「労働のあり方」でした。リード文・資料を読んで答える形式はこれまでと変更はありません。単純な知識を問うものだけでなく、多角的な視点から考えさせる問題が多く出題されていることも本校の特徴です。設問数10問のうち論述問題が6問となっています。テキストの学習はもちろん、身の回りに関心を持って学習すること、またリード文から粘り強く解答を導く国語力も求められます。
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