2024年度 頌栄女子学院中学校の出題構成と問題分析【算数】40分[100点]
出題構成 | |||
大問1 | 小問集合(9問) | 大問4 | 色を塗った積木 |
大問2 | 場合の数 | 大問5 | 水量変化とグラフ |
大問3 | 6ポイントで1つサービス |
今年度の合格者平均点は75.4点と昨年度の66.6点と比べ高得点の勝負となりました。出題形式に大きな変更はありませんが、例年に比べ全体的に基本的な問題が多く出題されています。毎年出題されている問題があるわけではないので、どの分野が出題されても対応できる力は必要です。特に後半の大問は配点が高く、計算過程を記述させる問題が出題されるので、正確な計算能力と計算過程を書き残す訓練は必要でしょう。
2024年度 頌栄女子学院中学校の出題構成と問題分析【国語】40分[100点]
出題構成 | |||
大問1 | 漢字の書き取り | ||
大問2 | 論説文(日高敏隆『世界を、こんなふうに見てごらん』) | ||
大問3 | 物語文(吉田桃子『夜明けをつれてくる犬』) |
合格者平均点と受験者平均点の差は4.2点であり、全体的に差のつきづらい入試問題でした。記述分量は例年通りといえるでしょう。また、例年と比較すると読みやすい文章が多く、取り組みやすいと感じた受験生が多かったにちがいありません。大問3の物語文の問8は「夜明け」が暗示するものを見抜いたうえで記述するもの、問9は「名前を呼ぶ・呼ばれる」特別な意味を自身の体験談を組み込んで書くという自由記述問題であり、このレベルの記述トレーニングを積むことが必須です。
2024年度 頌栄女子学院中学校の出題構成と問題分析【理科】40分[100点]
出題構成 | |||
大問1 | 奄美大島の生物 | 大問3 | 気象 |
大問2 | 磁石と電磁石 | 大問4 | 金属の酸化 |
例年通り、物理・化学・生物・地学から各1題の計4題構成でした。100点満点中、合格者平均点が66.6点となり、昨年度と同様の難易度でした。大問2では超電導に関する問題で、グラフを見て理由を答える記述が出題されるなど、表現力や思考力を問われる試験でした。日ごろから知識をあやふやにせず、理由も含めてしっかりと理解し、積極的にテキストの記述問題にも取り組むことが重要です。
2024年度 頌栄女子学院中学校の出題構成と問題分析【社会】40分[100点]
出題構成 | |||
大問1 | 外交と国内の歴史との関連事項 | ||
大問2 | 地歴・公民総合問題 |
合格者平均点は65.3点で昨年度よりもやや低くなりました。大問は2つですが、小問は43問、論述式の問題が6問あるため、40分という試験時間を考慮すると、じっくりと問題を考える余裕がないと思います。歴史分野は基礎的な問題が多く全体での比重も高いので、ここで得点を稼ぐ力が必要です。また、論述式の問題では動画配信サービスやYouTubeに関連する内容が出ており、近年の社会状況にも目を向ける必要があります。
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