2024年度 東京女学館中学校の出題構成と問題分析【算数】50分[100点]
出題構成 | |||
大問1 | 計算 | 大問5 | 円と面積比 |
大問2 | 小問集合 | 大問6 | 辺比と面積比 |
大問3 | 平均算 | 大問7 | 水量のグラフ |
大問4 | 集合と整理 |
問題数は例年通りで、大問7に理由を答えさせる記述問題が出題された点も昨年度と同様でした。各大問とも、基本的な出題がなされ、まんべんなく算数の力をつけていることが要求されました。体系的な学習の後、確実に各問題の解法が身についているかを確認しつつ、過去問演習で「時間内に全問目を通し、確実に点数をとる」ための練習をしていくことで、合格に必要な力と技術を身に着けていけるでしょう。
2024年度 東京女学館中学校の出題構成と問題分析【国語】50分[100点]
出題構成 | |||
大問1 | 論説文(茨木のり子『詩のこころを読む』) | ||
大問2 | 論説文(今井むつみ・秋田喜美『言語の本質』) | ||
大問3 | 漢字の書き取り |
今年度は読解問題が2つとも論説文でした。大問1は詩を引用して仏教の教えに一石を投じるやや尖った内容で、本文はやや難しめですが設問は読解の基本に従って解ける問題が多かったです。言語学習のプロセスがテーマの大問2も中々の難度ですが、あまり細かい部分でつまづきすぎずに大まかな内容を把握すれば解ける設問が多い印象です。本校は本文の内容こそ難しめですが、受験国語の解き方と十分な語彙力を身につければ対応できる問題です。
2024年度 東京女学館中学校の出題構成と問題分析【理科】30分[50点]
出題構成 | |||
大問1 | 地層の観察(地学) | 大問3 | 光の屈折(物理) |
大問2 | インゲンの育ち方(生物) |
出題は去年に引き続き大問3題構成です。大問1は地層の観察に関する基本知識を問う問題です。大問2はインゲンの成長と環境で前半は基本問題、後半はグラフの読み取りおよび考察問題となっています。大問3の光の屈折に関する問題は文章の誘導を利用しながら光の分散や虹の仕組みについて解答する問題でした。本校の対策としては、知識に対する正確な理解はもちろんのこと、過去問題などでグラフや図から考察して解く練習を心がけましょう。
2024年度 東京女学館中学校の出題構成と問題分析【社会】30分[50点]
出題構成 | |||
大問1 | 北海道の歴史を中心とした総合問題 | ||
大問2 | 港区に関連する地歴融合問題 |
大問は2題、小問数は30問で、そのうち論述式の問題が5問という構成です。大問1では北海道にまつわる歴史を中心とした問題が出題されました。地理や公民を含めた幅広いジャンルからの出題となっています。大問2では過去と現在の港区周辺の地形図を利用した問題が出題されていますが、その周辺地域にまつわる知識が必要になります。全体としては歴史分野を中心に基礎的な知識の向上と、資料やグラフの読み取りに慣れておくことが必要です。
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