2024年度 豊島岡女子学園中学校の出題構成と問題分析【算数】50分[100点]
出題構成 | |||
大問1 | 小問集合 | 大問4 | 場合の数 |
大問2 | 小問集合 | 大問5 | 図形の面積 |
大問3 | 速さの問題 | 大問6 | 立体の切断 |
小問集合と大問3の速さ、大問4の場合の数までをいかに早く解くかが勝負です。本校は例年、大問で立体の切断を扱いますが、比較的難度が高いです。また、大問5の図形の面積は文章中のヒントを上手く使って解けるかがポイントです。小問集合は典型問題が多く、大問の(1)もそこまで難度が高くないので、点数を取るところで落とさないことが合否を分けます。日頃から典型問題を時間を意識して解き、図形的な思考力を身につけるように心がけましょう。
2024年度 豊島岡女子学園中学校の出題構成と問題分析【国語】50分[100点]
出題構成 | |||
大問1 | 論説文(上枝美典『神さまと神はどう違うのか?』) | ||
大問2 | 物語文(宮島未奈『成瀬は天下を取りにいく』) |
例年に引き続き本文では直接的に述べられていないことを論理的に推測して答える問題が多く出題されています。また記述問題も大問ごとに一つずつ出題されていて、特に大問1の記述問題は高い読解力と記述力が求められます。逆に大問2の記述は「部分点」はしっかり得られるレベルの出題になっています。受験者平均点が約71.7点、合格者平均点が約78.5点と、問題が高レベルであるのに比して高得点帯での競争になっています。
2024年度 豊島岡女子学園中学校の出題構成と問題分析【理科】社会とあわせて50分[50点]
出題構成 | |||
大問1 | 気体の浮力 | 大問3 | 植物 |
大問2 | 中和・反応量 | 大問4 | 太陽と月の見え方 |
今年度の受験者平均は35点、合格者平均は40点と例年以上の高得点の勝負となりました。4分野からバランスよく出題されています。大問1は気体の浮力がテーマで、グラフの読み取りや計算を通じて原理を理解しているかどうかを測る問題となっています。他の大問でも同じように文章や図表にあるヒントを基に思考したり計算したりする問題が見られますので、分野によらず資料の読み取りや計算などの問題には多く触れておきましょう。
2024年度 豊島岡女子学園中学校の出題構成と問題分析【社会】理科とあわせて50分[50点]
出題構成 | |||
大問1 | 歴史総合 | 大問3 | 公民総合 |
大問2 | 地理総合 |
合格者平均点は38.72点(得点率約80%)と例年通りの高得点勝負でした。大問は3題、小問は25問(短文論述が1問)で例年通りのボリュームです。昨年度同様、分野がきれいに分かれていたことも特徴です。難易度は標準的ですが、細かな選択式問題や図版に関する出題もあります。メインテキストを細かな部分まで復習し苦手単元をつくらない学習姿勢や、世の中の出来事に関心を持って学習することが求められます。
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