青山学院中等部の2024年度入試問題分析【提供:スタジオキャンパス】

2024年度 青山学院中等部の出題構成と問題分析【算数】50分[100点]

出題構成
大問1 計算問題 大問8 速さと比
大問2 計算問題(逆算) 大問9 データの活用
大問3 相当算 大問10 水量変化と比(比の商)
大問4 割合と比の利用 大問11 折り返し図形
大問5 つるかめ算(3種) 大問12 平面図形の求積
大問6 ニュートン算 大問13 条件整理(偶奇性)
大問7 平均 大問14 水量変化と比(仕事算)

大問数が多く、幅広い単元から出題される形式に変更はありませんでしたが、例年に比べて問題条件が複雑化したものが多く見られました。出題数に対して時間も短いので、「得点源」となる問題を見逃さない読解力、情報処理能力が求められます。過去問演習を通じて、頻出である「折り返し図形」や「比に関する問題」などに対策を行いつつ、合格に必要な点数を取りきるイメージを固めておきましょう。

2024年度 青山学院中等部の出題構成と問題分析【国語】50分[100点]

出題構成
大問1 漢字の書き取り
大問2 詩(山崎るり子『地球の上でめだまやき』)
大問3 論説文(市橋伯人『増えるものたちの進化生物学』)
大問4 論説文(真山仁『”正しい”を疑え!』)
大問5 物語文(如月かずさ『給食アンサンブル2』)

文章題が4つあるのでスピード感が重要です。大問2は詩の中では簡単な部類です。大問3と大問4は記述問題がありませんが抜き出し問題と選択問題の難度が高く本文を深く理解している必要がありました。傍線部前後を何となく探す解き方ではなかなか通用しないでしょう。大問3は「ミーム」(=文化的遺伝子)がテーマとなっており難しい文章でした。大問4・5は本校の求める「他者の気持ちを察する姿勢」が現れている印象的な問題でした。

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2024年度 青山学院中等部の出題構成と問題分析【理科】25分[50点]

出題構成
大問1 小問集合(総合) 大問4 物質の溶解(化学)
大問2 昆虫の分類(生物) 大問5 手回し発電機(物理)
大問3 地層のでき方(地学)

大問5題構成で各分野からまんべんなく出題されています。例年本校は大問1が小問集合となっており、時事問題なども見られます。今年はウイルスの特徴やノーベル賞で有名なノーベルの功績についての出題がありました。大問5は手回し発電機と豆電球やLEDの性質がコンパクトにまとめられた良問です。全体的に典型的な問題で構成されているので、知識の確認をし、各単元の頻出問題をバランスよく学習するよう心がけましょう。

2024年度 青山学院中等部の出題構成と問題分析【社会】25分[50点]

出題構成
大問1 琵琶湖・京都地形図(地理) 大問5 明治政府の政策(歴史)
大問2 近畿地方(地理) 大問6 戦災慰霊碑(歴史)
大問3 京都の歴史・観光(総合) 大問7 合計特殊出生率(公民)
大問4 印刷の歴史(歴史)

大問数は7題で、令和2年以前ほどではありませんが、5~6題だったここ数年と比べ増えました。昨年度に続き地図・地形図・写真に関する問題が多いですが、今年度は大問1・2にわたり出題されています。位置関係をイメージしなければ解けない問題もあり、対策は必須です。公民分野では在日外国人、日本の出生数、インドの首相や発展理由など、時事・国際的なものが中心です。現在起きていることに目を向け、掘り下げて理解する必要があります。

▼他年度の青山学院中等部入試分析はこちら

 

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