2018年
算数
大問1 計算問題
大問2 売買損益
大問3 規則性
大問4 立体図形
大問5 約束記号
大問6 平面図形
大問7 仕事算
大問8 速さ
大問1で例年出題されない計算問題が出題されるんあど、前半の大問は比較的易しい構成となっていました。一方、後半の大問は問題を解くための手がかりをつかむのが難しい設問が多く、結果として受験者平均点は47.9点、合格者平均点は56.7点とほぼ昨年並みになりました。本校頻出の平面図形の比の問題、グラフの問題は難易度が高い傾向にあるため、重点的にトレーニングを積む必要があります。
国語
大問1 物語文(夏川草介『本を守ろうとする猫の話』)
大問2 随筆文(玄侑宗久『ないがままで生きる』)
今年度は物語文と随筆文と言う構成でした。読解問題はすべて記述式です。物語文は9ページにも及ぶ長文です。読書に対する価値観の異なる人物同士の意見のぶつかり合いが描かれています。心情把握のみならず、象徴的表現の説明をするという難問も見られます。随筆文は「わかるとはどういうことか」というテーマの文章です。過去問題に取り組み、全体の要約から細部に至る説明ができるよう、記述対策を重ねていきましょう。
理科
大問1 動物の誕生のしかた
大問2 熱の移動
大問3 プラスチックについて
大問4 地震
合格者平均点は67.9点で、昨年度(54.9点)よりも易化しました。受験生にとって解きやすいテーマが多く、昨年度より記述・作図・計算問題が減少したことが理由と考えられます。試験時間は50分とやや長めですが、ボリュームのある内容なので手際良く解く必要があります。本校の対策として有効なのは過去問題演習です。他校にはあまり見られない出題傾向に慣れるとともに、記述問題や計算問題は添削などを通じて自分で正解を作成する訓練を積み重ねましょう。
社会
大問1 ふるさと納税
大問2 日本仏教史
大問3 三権分立
小問が31問、うち論述問題は短文論述も含め全10問です。全体的にはリード文をはじめ地形図や世界地図、さまざまなグラフや写真、資料など盛り沢山の内容です。試験時間が50分あるので時間に追われることにはなりませんが、これだけの分量を集中して解き切る力も必要とされます。論述問題は自らよく考えて解答するものが多く、事柄や出来事の本質的な理解力が問われます。過去問題学習を通じて、求められるレベルを早めに知りましょう。
2017年
算数
大問1 売買損益
大問2 時計の時刻合わせ
大問3 複合図形の面積
大問4 日暦
大問5 平行四辺形の線分比・面積比
大問6 円柱を組み合わせた容器と水量
大問7 方眼上の点の移動と場合の数
大問8 表とグラフ
合格者平均点が昨年度よりも10点近く上がり、一昨年の難易度に戻りました。問題用紙に直接解答を書かせる形式となっています。加点方式なので、日頃から途中の式・計算をしっかり書く習慣をつけましょう。平面図形(面積比)とグラフを使った問題、割合と比の文章題は頻出です。過去問演習を通して、問題を解くために必要な考え方を養っていきましょう。その際、時間配分と問題の取捨選択を意識して取り組むとよいでしょう。
国語
大問1 物語文(クロディーヌ・ル・グイッグ=プリエト『テオの「ありがとう」ノート』)
大問2 論説文(窪島誠一郎『絵をみるヒント』)
大問3 漢字の書き取り
例年通りの出題構成で、読解問題はすべて記述式です。物語文は「障害者」が主人公の文章でした。主人公の発言や行動の意図などが問われています。論説文は本文の具体例をもとにして筆者の主張を答えるものと、文章全体の要旨をまとめるといったものです。物語文では心情、論説文では要点や要旨をまとめる力が求められています。過去問題に取り組み、細部に至る説明ができるよう、記述対策を重ねていきましょう。
理科
大問1 地質図の読み取り
大問2 物体の等加速度運動
大問3 水溶液の性質
大問4 光合成量・呼吸量・転流量の測定実験
合格者平均点は54.9点です。全小問(今年度は38問)のうち約半数が記述・作図・計算問題です。試験時間は50分とやや長めですが、ボリュームのある内容なので手際良く解く必要があります。今年度は大問1に苦戦をし、最後まで解き終わらなかった受験生もいたと予想されます。本校の対策として最も有効なのは過去問題演習です。他校にはあまり見られない出題傾向に慣れるとともに、記述問題や計算問題は添削などを通じて自分で正解を作成する訓練を積み重ねましょう。
社会
大問1 静岡県
大問2 出版の歴史
大問3 参院選
今年度の小問数は33問で、うち8問が論述問題です。大問1は静岡県をテーマにした地理の総合問題です。例年通り地形図の読み取り問題も出題されています。大問2は出版をテーマにした歴史の問題です。その場で考えさせるような論述問題もありましたが、難易度はそれほど高くありませんでした。最後に大問3は参院選をテーマにした現代社会の問題です。もっとも解答欄の大きな論述問題は参議院の選挙区の定数の変化に関する問題でした。過去問題学習がとても重要となる学校です。
2016年
算数
大問1 仕事算と⽐(⽔量)
大問2 平⾯図形(図形の移動)
大問3 ⽴体図形(⽔量)
大問4 割合と⽐(売買損益)
大問5 平⾯図形(⾯積⽐)
大問6 速さと⽐(ダイヤグラム)
大問7 平⾯図形(点の移動)
大問8 ⽂章題(投票の問題)
合格者平均点は61.1点で、昨年度よりも難しくなりました(昨年度の合格者平均点は73.0点)。問題⽤紙に直接解答を書かせる形式となっています。加点⽅式なので、⽇頃から途中の式・計算をしっかり書く習慣をつけましょう。平⾯図形(⾯積⽐)とグラフを使った問題、割合と⽐の⽂章題は頻出です。過去問演習を⾏いながら、考え⽅を養っていきましょう。その際、時間配分・取捨選択を意識して取り組んでいくと良いでしょう。
国語
大問1 物語⽂(茂⽊ちあき『清政―絵師になりたかった少年』)
大問2 論説⽂(池内了『考える⽅法』)
大問3 漢字の書き取り
例年通りの出題構成で、読解問題はすべて記述式です。物語⽂は児童書であるものの、内容は時代⼩説といえます。主に主⼈公の⼼情や⼼情変化が問われています。論説⽂は本⽂の具体例をもとにして筆者の主張を答えるものと、⽂章全体の要旨をまとめるといったものです。物語⽂では⼼情、論説⽂では要点や要旨をまとめる⼒が求められています。過去問題に取り組み、細部に⾄る説明ができるよう、記述対策を重ねていきましょう。
理科
大問1 動物の観察
大問2 酸性⽔溶液と炭酸カルシウムの反応
大問3 衛星と惑星の観察
大問4 アルキメデスの王冠と浮⼒
問題⽤紙はカラー印刷になっています。グラフを書く・⽉や⾦星の形を書く・計算過程を書くといった問題や、⻑い⽂章を読んでから解く問題は健在です。試験時間が50分であること・標準レベルの問題で構成されていることから、全体的な難度は決して⾼くありません。頻出問題の理解を確実にし、作図・記述・計算問題の訓練を⾏った上で、過去問演習を繰り返し⾏うことが合格への近道です。
社会
大問1 地理(総合)
大問2 歴史(外交史)
大問3 公⺠(国内政治)
問題⽤紙はカラー印刷で全20ページ、論述問題は計10問。本校の社会のボリュームの多さは例年通りですが、やはり圧倒されます。まず⼤問1は「⽇本で最も美しい村連合」をテーマにした問題。表・地形図の読み取りも出されました。⼤問2は船をテーマにした歴史の問題。遣隋使・勘合貿易・鎖国に関する論述問題が出されました。そして⼤問3で特筆すべきは沖縄をテーマにした論述問題です。ディベート的な要素もある⾯⽩い問題でした。