2018年
算数
大問1 計算問題
大問2 小問集合
大問3 立体図形
大問4 図形上の点の移動
大問5 規則性
例年通り大問5題構成で、大問1の計算問題は5問、大問2の小問集合は6問出題されています。今年度の小問数は20問ですので、大問2までの出来が大きく結果を左右することになります。本校を目指すにあたっては、確かな計算力を身につけたうえで、各単元の典型的な一行問題をじっくりと学習するとよいでしょう。どのような単元の問題でも、取りこぼしなく得点を積み重ねられるようにすることが目標となります。
国語
大問1 漢字の読み書き
大問2 論説文(川崎洋『ことばの力』)
大問3 物語文(有川浩『明日の子供たち』)
読解問題は、書き抜きや本文中の言葉を用いる記述問題、空欄を埋める表現を選ぶ問題といったオーソドックスな設問の他、熟語・慣用句・品詞の識別を問う問題が含まれており、総合的な国語力を試す内容となっています。大問1の、文を本文に戻す場所を答える問題は、時間がかかるので飛ばせたかがポイントになったでしょう。大問2は主人公の心情変化を丁寧につかめれば解ける問題でした。普段から偏りのない勉強を心がけることが必要な学校です。
理科
大問1 飽和水溶液に関する問題
大問2 ばね
大問3 ヒトの誕生に関する問題
大問4 天気に関する問題
小問数が29問、うち記述問題が1問でした。制限時間は社会と合わせて60分ですので、時間に余裕はあったのではないでしょうか。基本問題が中心ですが、”全て選ぶ”問題が2問出題されていました。正確な知識を習得しておく必要があります。また、毎年記述問題が出題されています。難しい用語や表現を使う必要はありませんが、記述の練習は必須です。
社会
大問1 日露関係史
大問2 地理総合
大問が昨年度から減少して2題構成となりましたが、小問数はほぼ同じでした。論述問題がそれぞれの大問に1問ずつ出題されています。難度が少し上がっています。とくに大問2は冒頭のリード文の果たす役割が大きく、与えられたヒントを活かすことが求められるようになりました。出題傾向に変化が見られたこともあり、過去問題学習だけではなく他校の入試問題などを活用して資料の読み取りなどの対策を行なうと良いでしょう。
2017年
算数
大問1 計算問題
大問2 小問集合
大問3 円すいの回転
大問4 歩幅、歩数、速さ
大問5 約束記号
例年通り大問5題構成です。大問1は計算5問、大問2は小問6問構成です。基本~標準問題で構成されており、全体的に取り組みやすい問題になっています。取れる問題で取りこぼしをしないことが合格への条件になります。対策として,まずは参考書を1冊に絞って偏りなく繰り返し学習し、基本的な解法を身につけましょう。その上で、過去問演習を通して、時間配分や問題傾向を掴むとよいでしょう。
国語
大問1 漢字の読み書き
大問2 説明文(湯浅茂雄『生まれることば 死ぬことば』)
大問3 物語文(梨木香歩『渡りの一日』)
問題構成は昨年度までと変化はありません。大問2は新しい言葉(新語)とはどういうものかを説明した文章です。問8の「言語」という言葉が「新語」かどうかの判定をする問題は、直後の筆者の考えを使うことが必要です。大問3は新しい学校に転校した主人公「加納まい」の日常を描いた文章です。問12は、「異なる文化」が文中の何を指すのかをつかむことがポイントです。知識は読解問題の中で問われますので、偏りのない勉強を普段から心がけましょう。
理科
大問1 てこの原理
大問2 ろうそくの燃焼
大問3 ブロッコリーのつくりやようす
大問4 火山の活動
小問数が24問、記述問題が2問でした。制限時間は社会と合わせて60分ですので、時間の余裕はあったのではないでしょうか。記述問題や図示問題がよく出題されるという特徴があります。基本的な問題が多いため、難しい用語や表現を使う必要はありませんが、記述の練習は繰り返しておかなければなりません。文章で記述する問題は、正解ではなくても部分点が見込めます。空欄は点数になりません。日ごろから記述問題で空欄をつくらないよう意識しましょう。
社会
大問1 邪馬台国
大問2 果樹栽培
大問3 2016年時事問題
理社合わせて60分の試験時間に対して小問は23問なので時間的なゆとりはあります。昨年は1問だけだった論述問題が今年は各大問ごとに1問、計3問出題されました。論述問題は難しいレベルですが、全体的には基本的な内容の出題が目立ち、求められるレベルはそれほど高いものではありません。各分野ごとに苦手をつくらず基本事項の定着を徹底させることを意識して、勉強を繰り返していきましょう。