歴史を学ぶことに込められた「大切な意義」について考える

1467 年に応仁の乱が起こった。

このように「歴史は暗記するもの」と考えていませんか?

確かに入試はどれだけ勉強してきたかを試すものですから、暗記すべきことが多くなってしまうのは仕方ありませんね。しかし、私は歴史を学ぶことには「大切な意義」があると思っています。たとえば、「なぜ応仁の乱が起こったのか?」というように、原因を知ること。そして、応仁の乱の後に室町幕府の衰退が始まるとすると、「原因」の中に当時の名士たちの失敗が隠されているはずです。

歴史を学ぶ意義

歴史の学習の意義は、まさにそこにあるように思います。

過去の日本人たちの失敗が当時の政治体制の滅亡を招き、その後に権力を持った人物の判断や立ち居振る舞いが当時の先進的な考え方で、人々の支持を集めたといえます。

 

あくまでも過去のことですが、日本の歴史を学ぶと、失敗の判断と成功の判断を知ることができます。

明治時代以降に起こった数々の戦争、とりわけ太平洋戦争は、その最たる例ではないでしょうか。

長期戦になってしまったこと、沖縄での地上戦、終わりには原子爆弾を投下されるに至りました。そのときの政府はどのような意思決定をしていて、どの場面のどの話し合いの中でこのような惨事を生んでしまったのか。

 

このことをよく学んだ当時の日本人は、当然アメリカの影響を大きく受けてのことですが「平和主義」を日本国憲法に盛り込みました。

 

歴史を正しく学ぶと、自分の将来を大きく変える判断基準を持つことができるようになる

歴史を正しく学ぶと、自分の将来を大きく変える判断基準を持つことができるようになるのだと信じて、私は日本史を学びました。しかし、それはだいぶ大人になってからのことです。小中高校時代の自分に「まじめにやれ!」と言ってやりたいです。

今、中学受験の勉強をがんばっているみなさんは、多くの歴史を学んでいます。このチャンスをただの暗記にしようとしてしまっているのなら、少しもったいない気がします。しっかり中身を知り、まかり間違っても自分の判断の結果「戦争」を引き起こすなんてことのないようにしたいですね。

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