算数
大問1 小問集合
大問2 平面図形(線分比、面積比)
大問3 速さ(通過算)
大問4 場合の数(道順)
大問5 立体図形(切断)
大問6 約数
内容は例年通り「平面図形」「立体図形の切断」を含む構成でしたが、2018年度以来出ていなかった「図示」で答える問題が2題出題されるなど、細かい変更がありました。基本解法を網羅したうえで、問題を「自分の既知の解法」におとしこむのが大切です。特に「平面図形」「立体図形」に関する出題は、過去問をはじめとする同レベル帯の問題を用いてくり返し演習を積んでおきましょう。
国語
大問1 物語文(くどうれいん『氷柱の声』)
大問2 随筆文(宇佐見りんが朝日新聞に寄稿したもの)
受験者平均点は71.6点(120点満点)、合格者平均点は82.1点と昨年より若干易化しています。例年は「物語文」と「説明文」の2題構成ですが、今年度は「随筆文」が出題されています。設問の傾向は、選択問題と記述問題がほとんどを占めるという点で例年通りです。選択肢は本文中の解答根拠を正しくおさえていれば正解が得られるものがほとんどです。記述問題は普段から本文内容に沿って、ていねいに書くことを心がけることが大切です。
理科
大問1 とつレンズによる像
大問2 酸素の発生量の計算
大問3 マグロについて(呼吸・食物連鎖と個体数など)
大問4 気温や水温の変化とその要因
合格者平均点は52.6点(65.8%)と昨年度(59.0%)よりやや易化しました。今年度は本校受験生なら一度は目にしたことのある問題が多い印象です。一方で大問4は資料の読み取りが中心でした。本校の理科は難度が高く、戦略的な学習が必要です。典型問題や基本事項の早期定着はもちろんのこと、初見の問題に対応するために過去問題演習を通じて「図表から原理や法則などを見抜く訓練」と「表現力と記述力の養成」に注力しましょう。
社会
大問1 裁判制度の歴史
古代から現代までの裁判の仕組みについて述べたリード文をもとに、地理・歴史・公民の小問が7問、論述問題が130字以内の2問、90字以内の1問の計3問という構成でした。小問は基礎的な内容ばかりですので確実に得点したいところです。論述問題は与えられた複数の資料の分析力・読解力が求められ、合否のポイントとなります。メインテキストのC問題の論述に積極的に取り組むとともに、過去問演習で十分な対策を行っていくことが必要です。